はたらく、の今と未来を見る。さんぎょうい株式会社

経験豊富な産業医をアサインしてもらえたことで、
万全なサポートを受けられるとともに、社内の健康意識も向上

UDトラックス株式会社 樣

左からUDトラックス㈱兒玉様、UDトラックス㈱石井様、さんぎょうい㈱コーディネーター

【事業内容】
トラックの開発・生産・販売・アフターサービス
【従業員数】
【国内】6193名【海外】2136名【総数】8329名
【所在地】
埼玉県上尾市大字壱丁目1番地
https://www.udtrucks.com/japan
※2023年4月末時点の情報です。
目的 直接雇用に代わる業務委託での産業医選任
解決 産業医としての豊富な経験が労働安全衛生の推進を後押し

Interview

UDトラックス株式会社様 人事部 健康管理チーム 健康管理マネージャー 石井 浩光 樣

UDトラックス株式会社様
人事部 健康管理チーム
健康管理マネージャー
石井 浩光 樣

1935年創立。現在、いすゞ自動車のグループ会社として、大型トラックを主力製品に国内外で事業展開を行っているのがUDトラックスです。日本の商用車メーカーにおけるサステナビリティリーダーを目指し、同社が掲げる4つの重点領域のうちの1つが「働きがいのある職場づくり・地域貢献」です。従業員の多様性を尊重するとともに、個々の能力を最大限に発揮できる職場づくりに注力。また、ワークライフバランスに配慮した在宅勤務の拡充などにより従業員の安全・健康の確保に尽力する同社の取り組みについて、人事部の石井氏にお話を伺いました。

導入背景

直接雇用していた産業医が退社し、急遽対応を迫られることに

「Better Life」というパーパス(存在意義)の下、社会課題の解決に貢献し、ステークホルダーの皆様とともに成長していくことを目標に設定。「顧客満足度の向上」「地球温暖化防止」「企業としての持続的な成長」とともに、「働きがいのある職場づくり・地域貢献」を重点領域に掲げる同社が、すべての活動の根源は従業員の健康と安全であり、何よりも優先すべきとの考えで労働安全衛生に注力し取り組んでいた矢先のことです。「当社で直に雇用していた産業医が突然退社することになり、従業員のケアや法的な対応で困っている時に相談をさせていただいたのが、その頃すでに支店でお付き合いのあったさんぎょういさんです」。

パートナー選定

複数の業種で豊富なサポート経験があったことが、信頼感につながった

複数の業種で豊富なサポート経験があったことが、信頼感につながった

「健康って、普段はあまり意識しないもの。病気になってはじめて健康のありがたみに気づくという人がほとんどの中で、会社としてはその気づきをいかに早くするかが課題となります。そのためには、健康診断やストレスチェックを実施するだけではダメで、その後のフォローが重要だし、専門知識を持った産業医の先生の手助けが不可欠なんですよね。産業医選任のパートナーとして、最終的にさんぎょういさんを選んだ決め手は、全国展開していて、医師の登録数も多かったこと。それと、複数の業種にわたって労働安全衛生活動の豊富な経験をお持ちなのも当社にとっては非常に心強く思えましたし、実際にさんぎょういさんの迅速かつ的確なアドバイスと産業医の先生の手厚いフォローのおかげで無事難局を乗り越え、今では従業員から信頼され、頼ってもらえるようになりました」。

導入後の成果

先生の存在が社内に浸透し、従業員からの相談・問い合わせも増加

「産業医の先生には、安全衛生委員会での講話や職場巡視のほか、健康診断・ストレスチェックの結果に対するフォロー、それから健康相談に乗っていただいています。最近では“あの先生に相談すると、いいアドバイスをもらえるよ”というのが社内に浸透。心身の健康に不安を抱える従業員のほうから問い合わせをしてくるケースが増え、先生のスケジュール調整もなかなか困難になってきています。また、変化という点では、健康診断の受診率が挙げられます。以前は低迷していた受診率が今では100%に近いところまで上がってきています。健康は大切だし、それを可視化できるツールが健康診断なんだよということをずっと発信し続けてきたことに加え、産業医の先生の手厚く寄り添ったフォローの

導入後の成果を語る

おかげで、ようやく健康への意識が社内で定着してきたのかなと思っています。先生は当社だけでなく、さまざまな業種の企業で産業医の任を務めているので、他社の成功事例など参考になる情報をいろいろとご提供いただけることも助かっています。産業医は、やはり経験値がとりわけ大きなウエートを占める仕事だと思います。例えば、いくら外科医として腕がよい先生でも、産業医という立場でしっかり寄り添えるかどうかは全くの別問題。前述したとおり、さんぎょういさんには別の拠点でもお世話になっていますが、産業医としての経験が豊富な先生を数多く全国ネットで抱えていらっしゃるというのは、依頼する側にとってはすごく安心です」。

先生の存在が社内に浸透し、従業員からの相談・問い合わせも増加

今後の展開

従業員のための「ウェルネスエリア」の開設を準備中

「最後に、今後取り組んでいきたいことは?というこちらのご質問に対し、「ウェルネスエリアの開設」を挙げてくれた石井氏。その意図するところについて、次のように解説していただきました。「健康への第一歩は自分の状態を知ることですが、じゃあ一般的な健康診断の検査項目だけチェックしていれば自分の今の健康状態がわかるかというと、そうじゃないと思うんです。健康診断では血液の検査はしても血管の検査はしませんよね。あるいは、歩くための筋力がしっかりあるかどうか。健康寿命という視点で、体組成測定や骨密度測定など普通の健康診断では判定が難しい身体の状態を可視化できる器具が設置されていて、いつでも気になった時に測定ができる。

今後の展開を語る

そして、結果次第では産業医の先生や保健スタッフに相談でき、仮に病を発症してしまった場合も同じ立場の人同士、情報を共有し合いながら治療に役立てることができる。このように、検査ができて、相談ができて、コミュニケーションも図れる。そんな場が私たちの考えるウェルネスエリアです。今、まだいろいろと準備をしている最中ですが、こちらの取り組みについてもぜひさんぎょういさんにお力をお借りできればと思っています」。

従業員のための「ウェルネスエリア」の開設を準備中