お知らせ

第89回 日本衛生学会学術総会 in 名古屋大学

  • 2019年02月13日
  • ニュース

 第89回日本衛生学会学術総会は、ヒトの傷病を予防し、生命と健康を衛ることを目的として2019年2月1日(金)~3日(日)に名古屋大学東山キャンパスで開催されました。加藤 昌志(名古屋大学大学院医学系研究科 環境労働衛生学 教授)が学術総会会長を務め、「異分野融合による次世代衛生学の構築」をメインテーマに掲げられました。この度、弊社(さんぎょうい株式会社)も共催としてランチョンセミナーに参加する機会をいただきました。

学会看板.jpeg◆ランチョンセミナー2(2月2日(土)12:30~13:20 第7会場)

2日目に行われたランチョンセミナー2では、「中小企業における両立支援の実際ー一人でも多くの方に治療と仕事の両立の機会を提供するためにー」をテーマに、相澤 好治先生(北里大学名誉教授)が座長を、江口 尚先生(北里大学医学部公衆衛生学 講師/医学博士/社会医学系指導医/日本産業衛生学会指導医)に講師を務めていただきました。受付開始から関心が高く、医師・研究者・職域の産業スタッフなど100名以上が来場、聴講されました。【※写真:相澤先生(左)/江口先生(右)】

       セミナー相澤先生①.jpeg  セミナー江口先生①.jpeg

 本セミナーで、江口先生は大前提・両立支援の考え方として、「本人の意向、意思決定を尊重する」ことが重要であると解説。1.治療と仕事の両立支援に関心が高まる背景、2.事業場における治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン・治療と仕事の両立支援に関する診療報酬の新設、3.産業医の役割について講演されました。その中で中小企業で治療と仕事の両立支援を進めるためには、経営者の意識が重要であると強調されました。両立支援の観点から、経営者を大きく3つに分類。当該労働者との話し合いで自己解決できるタイプ(タイプ1)、当該労働者を何とかしたいと思っているがどうしたらよいか分からずに対応に苦慮するタイプ(タイプ2)、そして、両立支援に前向きでないタイプ(タイプ3)、である。タイプ1の経営者は、両立支援を特別のことではなく、従来の人事労務管理の範疇でとらえ、当該労働者と十分なコミュニケーションを取ることで、必要な情報を入手して、自然と自己解決できる。タイプ2の経営者は、知識や経験が無いために、従来の人事労務管理では対応できない問題ととらえ、どうしてよいか分からず対応に苦慮しているので、産業保健総合支援センターや社会保険労務士が適切な情報提供やアドバイスを行うことで両立支援を進めることができる。タイプ3の経営者は、両立支援の必要性についての認識が否定的で、社会的な関心を高めることによって、経営者の認識に働きかけを行う必要があると述べられました。近年、関心が高まってきている両立支援についての施策は、主にタイプ2の経営者に対する働きかけが必要であろうと述べ、その上で、これまでの研究成果を踏まえ、企業を対象とした調査結果から得られた課題、障害を解決させるために中小企業が活用できる外部資源を実例交えて紹介されました。【写真:講演会場(下)】

 セミナー全体写真①.jpeg この度のランチョンセミナーを終えまして、座長をお引受けいただきました相澤 好治先生、セミナー講師をご快諾いただきました江口 尚先生に心より深謝致します。また開催に際して、多くの皆様方からご協力を頂き、誠に有難うございました。この総会が日本衛生学会の一層の発展に繋がることを祈念いたします。

 最後に、さんぎょうい株式会社参加メンバーの集合写真!皆さん、お疲れ様でした!!

セミナー運営メンバー.jpeg